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みなさん「犬」はみんな泳ぎが得意だと思っていませんか?
実はそんなことはないのです。
もちろん最初から上手に泳げる子もいますがばしゃばしゃするだけで全然泳げない子もいます。
また泳ぎの得意な子が溺れてしまうこともあります。
では川や海やプールで遊ぶとき、どんなことに気を付けたらよいのでしょうか。

「川遊びでの注意」

楽しい所に連れて行ってもらった時のふわふわ達の行動は子どもと変わりません。
はしゃぎ過ぎて言うことを聞かなかったり、お友達がやっていることをまねしようと無茶をしたり…。特に「犬は痛みに強い」のでケガをしていても我慢してしまうことがあります。よく見ていてあげましょう。


流れの速いところでは遊ばない。
1度流れに飲み込まれてしまうとそこから抜け出すことは容易ではありません。
助けに行って一緒に流されてしまうという危険もあります。安全性を高めるためにライフジャケットを着せてあげるのもよいですね。

釣り針などでけがをしないように注意してあげましょう。
釣り針は一度刺さってしまうと抜けにくい構造になっているのでとても危険です。

岩場は苔などですべりやすいので気を付けましょう。
足を滑らせて骨折してしまうこともあります。十分に注意していてあげましょう。

首輪やリードは着脱が簡単に出来るものにしましょう。
水中で岩や木の枝などに引っかかってしまい、身動きが取れなくなってしまうことがあります。目の行き届かない所や、私たちが入れないような場所では遊ばせないようにしましょう。

まめに休憩をとりましょう
楽しくて身体が疲れていることに気付かずに急に溺れてしまったり、身体が冷えきってしまったりすることがあります。遊ぶ時間を決めてあげたり、様子を見て疲れているようであれば必ず休憩をしましょう。

水質に気を付けましょう。
私たちが入りたくないなと思うような場所ではもちろん遊ばせないでください。犬は水遊びの時たくさん川の水を飲んでしまいます。薬品や化学物質などで汚染されていることもあるかもしれません。事前にインターネットで情報を得たり、市区町村に問い合わせてみるのも良いですね。

遊んだあとは必ずシャンプーをしましょう。
どんなにきれいな場所でも、細菌や有害な物質が全くないとは言い切れません。砂や砂利が被毛の中に入り込んでいたり、肉球や指の間に挟まっていたりして皮膚のトラブルにつながることもあります。その場にシャンプーのできる設備が整っていれば便利ですが、ほとんどの場合はありませんので、ひとまずその場で少しでも汚れを流せるようにタンクなどに水を入れていくとよいでしょう。
水道を貸してくれるところもあるのでシャワーヘッド付きのホースを常備しておくととっても便利です。

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「プールでの注意」

最近ではドッグプールを併設しているランも増えてきました。
犬がたくさん集まる所ではいつも以上に色んなことに注意しましょう。

プールに入る前に十分に水を浴びましょう。
犬が水を飲んでしまうことを考慮して塩素を使用していないプールもあります。
体に付いた汚れやばい菌を持ち込まないように入口に用意されたシャワーなどでよく流しましょう。また、冷たいプールにいきなり入るのは心臓へ負担がかかります。これは人と同じですね。少しずつ身体を水温に慣らしてあげるためにもしっかりと水浴びをしましょう。

滑って転んでケガをしないように気を付けましょう。
プールサイドはとっても滑りやすいので、走り回ったりじゃれあっていると大けがをすることがあります。興奮しすぎてしまったら、一度日陰でクールダウンするとよいでしょう。また水で軟らかくなった爪や肉球がプールサイドで走り回っているうちに削られてしまい、出血してしまうこともあります。こまめにチェックしてあげましょう。

おもちゃの取り合いでケンカになってしまうことがあります。
新しいおもちゃがあったら気になってしまう子も多いはずです。取り合いになってしまったり壊してしまうこともあるかもしれません。ケンカになってしまう場合はおもちゃは片づけてしまいましょう。また、同じおもちゃを持ってくる子も多いので名前を書いておくとよいでしょう。

必ず休憩をとりましょう。
泳ぎっぱなしの子は自分でも疲れていることに気が付きません。ケガや体調を崩してしまう原因になってしまうこともあるので必ず休憩をとりましょう。

「海での注意」

海水浴場は、シーズンになるとペット同伴禁止になる場所もあります。
事前によく確認しておくことも大切ですね。

日中の海辺には絶対に連れて行かないようにしましょう。
海水浴シーズンの海辺は砂浜の照り返しで気温は高く、砂の上は足をついたとたんに火傷をしてしまいます。また海水浴に来た人たちが捨てたごみを誤飲してしまったり割れた瓶などでケガをしてしまうこともあります。

天気に注意しましょう。
波が高かったり、潮の流れが速いところでは遊ばないようにしましょう。
レトリーブの好きな子は遠くまで飛んで行ってしまったおもちゃを必死に探しに行きます。潮に流されて泳いでも泳いでも戻って来られなくなり、力尽きてしまうことも十分にあります。水辺での安全性を高めるためにライフジャケットをきせてあげるのもよいですね。

遊泳禁止区域には絶対に入らないでください。
(他の観光客の迷惑にならないように…と人のいない場所を選んで遊ぶことも多いでしょうが、遊泳が禁止されている場所には渦潮が起きていたり、危険な生物が生息していたりすることもあります。絶対に入らないでください。)

海水を飲んで吐いてしまうことがあります。
遊びに夢中になっているうちに海水をガブガブしてしまい吐いたり下痢をしてしまう子がいます。
その場合は十分に身体を休ませて新鮮なお水を飲ませてあげましょう。あまり症状がひどい時は熱中症などの別の原因も考えられるので病院へ連れて行きましょう。

泳いだ後は必ずシャンプーをしましょう。
海水に含まれる塩分や砂が皮膚のトラブルにつながることがあります。
また細菌感染を防ぐためや有害な物質を落とすためにもシャンプーは欠かせません。すぐにシャンプーが出来ない場合は、その場で少しでも汚れを流せるようにタンクなどに水を入れていくとよいでしょう。また、シャンプーはできなくても水道を貸してくれるところもあるのでシャワーヘッド付きのホースを常備しておくと、とっても便利です。

クラゲに注意しましょう。
シーズンがずれるとクラゲなどが大量発生します。犬も刺される事があるので、十分に注意してください。

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「水中毒への注意」

水辺へ遊びに行くと、キラキラした水面をパクパクしている子や
ホースから出てくる水を追いかけガブガブしている子をよく見ますね。
我が家のウィルも「飲まないでね」って言っても泳ぎながら見つからないように
「ぱくっ」とやって飲んでしまいます。
そうでなくても、はしゃいで体温が上がり、必要以上にお水をガブガブ飲んでしまうこともあると思います。

そんなよくある場面と隣り合わせに潜んでいる「水中毒」
これは、決して他人事ではなく、あなたの大切なフワフワな家族にも
起きるかもしれない、みんなが知っておくべき大切なことです。


とある家族に起きた、実際のお話をご紹介させて頂きます。

<以下Tさんから許可を頂き、facebookから文章とお写真を転載しております>

【水中毒の危険】Too much water kill your dog
犬との水遊びが楽しい季節、注意喚起です。
昨日、実際に私が経験したことを記しておきます。水面をパクパクしながら泳ぐ子は要注意かと思います。長いですが目を通していただけると嬉しいです。
望愛との初めての夏、6月から何度か水遊びも経験させ泳ぎも上達し、毎週のように出かけて水遊びを楽しんでいた。2週間前の川遊びで、望愛は水面のキラキラをパクパクする遊びに夢中になり、大量に水を摂取したようで、水から上がっても数十秒おきに大量排尿、帰りのバリケンもおしっこ風呂だった。自宅でホースの水にもかぶりつく姿を見て、1年前に友人がFBにシェアしていた英文の記事を思い出し、再度メッセージで送ってもらい読み返す。
その記事がこちら。
http://www.care2.com/…/can-too-much-water-kill-your-dog.html

水中毒、望愛は気をつけないといけないなと思ったのが2週間前。
そして昨日、友人夫婦と秘境へ川遊びへ。
望愛はまた水面をパクパクしながら泳いでいたので、強制的に休憩をとらせたり、望愛だけ連れて車へ戻ったり、排尿を促したり、意識的に川から出して休憩させる配慮はしていた。しかし、前回ほど排尿してないという感触はあった。お友達も一緒だったし「おしっこするより僕遊びたいっ!」という風に見えた。遊び方としては今思っても普通、むしろ短時間で切り上げたかなという程度、やりすぎた感じはなかった。
その後、上流へのトレッキングへ出かけ、ほぼ石の上を歩きながら時々泳ぐ程度であった。
川を泳いで横断した岩場の上で異変が起きた。さっきまで元気よく走り回っていた望愛は急に立てなくなり舌が見たことのない真っ白に。目が吊りあがり、うつろで焦点が合わず、目が開けられないよう。普通に閉じるのではなく硬くぎゅっと閉じて苦しそう。もしや水中毒ではと思った。この時が水中毒による低ナトリウム血症のショック症状が出た瞬間だったと思う。突然の虚脱、立てなくなり、抱き上げると水を嘔吐。水とともに胃の粘膜のような透明のものを吐いていた。抱きかかえながら車へ戻り出発するまで30分以上かかった。少し自力歩行ができていたが、すぐに伏せてしまう。電話もネットも圏外の秘境に居たので、電波の通じる場所までさらに30分。途中、何か塩分を摂取させようとしたが、何もうけつけない。じっとして、粘膜のようなどろっとした透明なよだれを流し続ける、頭を起こせない。排尿させてナトリウム濃度を補正しなければと思ったが、もはや自力で排泄できる状態ではなかった。

5件の病院がグーグルマップでヒットしたが、いずれも1時間以上かかる。3件は電話がつながらず、やっとつながった病院は「は?ペット?うちは牛しか診ませんよ」。最後の1軒に電話がつながり診てもらえることになった。水中毒の可能性を電話で伝え、到着時にはいろいろと調べてくださっていた。発症から2時間半が経過していた。
体温は37度台の低体温。通常ピンク色をしている耳の中や、肉球も真っ白。浮腫が起き、水分が体内に大量に溜まっている。低ナトリウム血症により、血流が非常に悪く急性循環不全を起こしている状態。
以下の処置があった。
プレドニゾロン15ml、何か抗生剤(解読不能)、ラシックス30mg、を皮下注射。生理食塩水50ml、デキサメサゾン2ml、ラシックス20mg、を静脈注射。
ステロイドは血流をうながすため。ラシックスは利尿剤。
処置が進むごとに、横たわったまま、大量に排尿が続いた。シーツやバスタオルを何枚も敷いてもらい、体をくるみ体温を保つ。初めに黄色いおしっこが出た。そのあとはずっと透明。限界に達し循環不全が起きたことで腎臓の機能もパンクして自力で排尿できなかったのかもしれない。

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病院には血液検査の設備がなかったが、本来ならば低ナトリウム血症の治療は、血中の電解質濃度をはかりながら、血中ナトリウムを補正していく処置となるそうである。急激にナトリウムを入れると横紋筋融解症を起こす可能性があるのだそう。今回は、田舎の病院で設備が整っているわけではなかったが、やっと見つかった病院で、迅速に懸命に適切な治療をしてくださり、本当に本当に助かった。帰り道はSAに3度寄り、その度に重くなったシーツを交換。バリケンから自力で出ることはできなかったが、抱き抱えて立たせると、立って排尿することが出来た。発症から6時間、処置から3時間後、ようやく体温がもどり、耳や肉球もピンク色が戻った。帰宅したのは発症から約8時間、処置から5時間後であったが、まだ大量排尿が続いていた。

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正直、望愛、死んでしまうかと思った。抱きながら川を渡り「死ぬな」と声をかけてた。
あの病院がなければ、命を落としていたかもしれない。私に事前に水中毒の知識がなければ病院でも適切な処置ができなかったかもしれない。英文の記事を送ってくれた友人に感謝。遠方からせっかく遊びに来ていたのに、望愛を抱き抱え遠い遠い病院までつきあってくれた友人夫婦にも感謝。

水中毒に関する事前知識があり、気をつけていたつもりでも、これだけの危険な状況を起こしてしまった。知識があっても、遊びながらどれだけの水を摂取しているかは判断しにくいし、どこが限界点になるのかは分からない。水を摂取した後、時間差でショック症状が出るのも怖いところ。望愛がまだ9ヶ月であることも原因の1つかもしれない。しかし、水遊びの帰りに大量に排尿する犬や、バリケンで漏らしてしまう犬は、要注意だと思う。
注意喚起としてここに情報を共有したいと思う。
水中毒に関するリンクも参考までに貼っておく。
http://kenko.karada555.info/tyudokusyo/water_intoxication/
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E4%B8%AD%E6%AF%92
望愛、今朝は一見元気そうで食欲も戻っている。循環不全による後遺症が四肢や脳に出ないことを願っている。
《追記》
みなさま、たくさんのコメント、シェア、ありがとうございます。
望愛、元気ですが若干の多飲多尿があるので、念のため、先ほどかかりつけの動物病院へ行ってきました。「昨日の病院でショック症状に対する適切な処置ができていて良かった」との所見でした。「ステロイドの投与は若干多いが、おそらく血圧を上げないと危ない状態だったのでしょう」「ステロイドで血圧が上がり、利尿剤に反応してくれたので、いまこの子はここに来れてます」∑(゚Д゚)「利尿剤に反応せず、排尿が進まなければあっという間に腎不全を起こして亡くなっていた可能性が高い」と言われました。
血液検査結果は電解質濃度も腎臓の値も異常なし。昨日の病院での体重から1.5キロ減ってました。全て水だったのですね。多飲多尿はステロイドによるもので徐々におさまるでしょうとのことでした。
《追記2》
水中毒から約ひと月が経過しました。望愛はとても元気で、私が過敏になって心配した後遺症などは心配なさそうです。
1200件を超えるシェアの数に驚きました。ありがとうございます。ひとりひとりに返信できず、申し訳ありません。
気をつけていても起こってしまう事故はあります。水遊び、川遊びの際は、最低限、事前に担ぎ込める動物病院を調べておくことが大切です。知人の中には、オヤツを食べさせながら、またポカリの粉などを口に塗るなどの対策をされている方もおられました。川遊び中や遊んだ後数時間は、排尿がちゃんとできているのか、異変がないか、体温が保てているか、等よく犬を観察してください。海水の場合は、高ナトリウム血症になる可能性もあるでしょう。いずれにしても腎臓がダメージを受け排尿がうまくいかなくなると命の危険が迫っています。症状が出るのに時間差があるというのも怖いところです。水遊びの帰りの車の中で亡くなってしまったというケースも何件か耳にしました。夏もあと少し、みなさまが愛犬とともに楽しく安全な水遊びが楽しめますよう祈っています。

<引用はここまで>
我が家のウィルの遺捻転にしても、今回の望愛ちゃんの水中毒にしても、事前に「気をつけなきゃ」と思っていたのに起きてしまいました。
私たちが気を付けていたとしても、こうしたことが起きてしまうことはあるのです。
こういった「もしも」のためにも、普段から気を付けるプラス起きてしまったときにどうしたら良いのか、勉強しておくことも大切ですね(>_<)
大切な家族を守れるのは、私たちですものね。